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第2回 走るということ
よく「なんで走るの?」って聞かれる。
その時は、「そこに道があるから」なんてどっかで聞いたことのあるようなことを言ったりする。

でも、ほんまなんで走るんやろ・・・。今まであんまり考えたことはなかった。なんで、ちょっと考えてみた。

走るのって、好きじゃない人からしたら、ただしんどいだけのスポーツな気がする。僕自身もたまになんでこんなことしてるんやろって思ったりするし・・・。今は部活でやってるわけでもないし、やめようと思えばいつでもやめれるのに。それでも続けるのは、他のスポーツにはない良いところがあるからやと思う。

よく言われることやけど、走るのにはボールとか道具がいらんし、どこでもできるってとこがいいんやと思う。なんか最近体がなまってるなーって時にテニスしようとかってなると、ラケットはいるし、一人ではちょっとやりにくいし、ちゃんとしようと思ったらコートも借りないといけないし・・・。始めるまでにいろいろすることがあって結構面倒。その点、走るのは始めようと思った時に、すぐ始めれるし、場所もいらんし。気軽に始められる。

後、結果がわかりやすいっていうのもいいと思う。例えば、サッカーやってても、「あー、僕うまくなったわー。」ってなかなか感じれんかった。確かに前よりリフティングとかできるようになったら、上達したとかは感じれるけど、ドリブルがうまくなったとか、シュートが前より強くなったとかあんまり感じれんかった。その点、走るのだと、タイム計れば前より速くなったかどうかなんてすぐわかる。僕は、なんかやったらすぐ結果を求めてしまう方やから、そういうところもあってるのかもしれない。

後、走るの速かったら目立てるんじゃないかなー。また、サッカーの話になるけど(自分が昔やってたから)、試合でも、同じチームだけで11人、相手チームを入れると22人になってしまう。そこで、うまいかどうかなんて見てる人になかなか伝わらないような気がする。中田ヒデも、90分の試合で自分がボールを触る時間なんて3分(間違ってるかもしれないけど)くらいしかないって言ってた。サッカーを知ってる人ならその一瞬のプレーでもすごいとか、今のは相手をひきつけてスペースを作ってとか細かいとこまでわかるけど、素人はそのすごさがわかりにくいと思う。陸上の試合だと、誰が速いかなんて一目瞭然。素人でもわかる。一番を走ってたらあの人は速いんやってわかってもらえる。そこがいいんじゃないかなー。走るのって駅伝やっても、その区間区間を走るのは一人やから、その区間では走る人が主役になれる。基本的に一人のスポーツやから団体スポーツよりも目立てるのは確かやと思う。

これは、僕自身が走ってて思ったことやけど、走る時ってその人の性格がそのまま出てしまうような気がする。中学校の頃は、部活で他の人と一緒に走ってたから気づかんかったけど、最近は一人で走ることも多くなって、そんな時にきつい練習なんかしたら自分っていう人間がよくわかる。中学校の時は、他の人に負けたくないから、苦しい練習の時でも頑張ったりしたけど、今は一人やから、しんどかったらペースを落として走ることもできるし、やめることもできる。一人で走り始めてから、よく途中でやめることもあった。まあ、今日は調子が悪かったからまた、今度にしようみたいに言い訳しながら。そんな時に、僕あんまり自分を追い込んだりできんのやなーって感じたりした。それって実は走ることだけじゃなくて、他のことでもそうだったような気がする。まあ、これくらいでいいかみたいに思うことが結構あった。走るってしんどいことやからこそ、その人の本性みたいなのが出てしまうような気がする。僕は最後まで、追い込めん自分がほんまの自分みたいで嫌だった。

だから、最近はきつい練習するときはよっぽどのことがない限り絶対、今日この練習しようと決めたことはやるようにしている。それをやり終えた時は、かなりの達成感がある。自分はこんなきつい練習をやることができた。これで、ちょっとは速くなったんじゃないかとか感じたりもできる。そして、何より自分がちょっと変わったんじゃないかって思える。自分を追い込むことができるようになった気がして、自信が湧いてくる。これだけできたんやから、きっと他のことでももっと頑張れるはずって思えるようになる。

だから、なんで走るのかって言われたら、それは自分にまだまだ自信がないからやと思う。走ることで自分はできるんかもってちょっと思わせてくれる。日々そういうことが経験できることってなかなかないから、そういう貴重な経験が手軽(?)にできるから走ってるんやと思う。

だから、これからも、そんな経験をするために走り続ける

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はず



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